サプリメントって本当に効果ある?サプリにまつわるウソ・ホント

健康志向が高まるにつれて、「年をとっても健康でいたい」「いつまでも若々しくありたい」と願う人は多く、サプリメントや健康食品に多くの関心が寄せられています。

その一方で、サプリメントや健康食品を利用したことがある人の40%が、期待した効果が得られず不満に感じているという調査結果もあります。サプリメントの効果を頭から否定して、「サプリメントなんて必要ない」と思っている人も少なくありません。

サプリメントは、食品といっても美味しさは求められていませんし、薬のような形状をしていることが多いため、過剰な期待を持ってしまうのかもしれません。

確かに、サプリメントを飲んでいるからといって健康になるわけではありませんし、即効性のあるものでもありません。飲むだけでダイエットできたり、腰痛が治ったりするサプリメントがあったとしたら、それは危険な薬です。

そもそも、サプリメントは食品なので、効果・効能を表示すると薬事法違反になってしまいます。「痩せる」「絶対効く」などの誇大広告に騙されてはいけません。

本来のサプリメントの役割は、偏った食事で不足している栄養素を補って、全体の栄養バランスを整えることにあります。そうすることによって様々な体の不調を改善したり、病気を防ぐことを目的としているのです。

さらに、サプリメントには、食品では必要量が摂れない栄養素を補う役目もあります。前回私たちの体には、6つの栄養素が必要なことをご紹介しましたが、近年では、「ファイトケミカル」という植物由来の化学物質が、第7の栄養素として注目を浴びています。

ファイトケミカルは、植物中の化学物質の総称です。主に野菜、果物、 豆類などの植物に含まれており、約10,000種類も存在すると言われています。主なファイトケミカルには、ポリフェノール、β-カロテン、リコピン、カテキンなどがあります。

ファイトケミカルは抗酸化力が高く、免疫力がアップするため、様々な病気を予防する効果が期待されています。この栄養素は、植物の色や香りアクを形成する成分に含まれていますが、食品からその成分を十分に摂取しようと思ったら、大量の野菜や果物を食べなければなりません。

サプリメントなら、有効成分だけを抽出してあるので、必要な栄養素が手軽に補給できます。だからと言って、野菜を食べなくてもいいわけではありません。サプリメントを食事中や食後に摂取したほうが良い理由は、食事の栄養素とチームワークで働かせるためです。

また、栄養素だけで健康を維持することはできません。サプリメントの効果を高めるためには、食生活、運動、休息、3つの生活習慣を改善していくことが必要です。生活全体を健康的なものにしていかなければ、いくら飲んでも効果は感じられないでしょう。

このように、サプリメントを飲むことで、健康や美容に直接効果があるわけではありません。また、医薬品のようにすぐに効果が現れるものでもありません。情報に惑わされず、自分に足りないものを継続して摂取することで、私たちの健康的な生活をサポートしてくれるものなのです。