気をつけて!サプリメントの間違った飲み方は副作用の原因に!

最近、「食事をするのが面倒」「食べることに興味がない」という若者が増えています。スナック菓子やケーキ、ジュースなどで食事を済ませている人もいます。そんな人にとって、サプリメントはとても都合のいいものかもしれません。

野菜や果物を食べなくてもお肌がキレイになるし、ダイエットにもイイ。そんなふうに考えて、サプリメントを食事代わりに飲んでしまうのは、とても危険なことです。

サプリメントは食品ですので、医薬品のような強い効果を及ぼすようなものではありません。その代わり、医薬品のような確かな効果・効能も認められていません。過剰に摂取すると思わぬ副作用の原因になる場合があります。

実際、美肌、老化防止、抗酸化力などに効果的とされるビタミンEは、過剰摂取によって下痢、肝機能障害、筋力の低下などの症状の他、骨粗しょう症になるリスクが高いという報告もあります。

サプリメントの中には、高濃度の栄養素が凝縮されたものもあり、大量に飲むと1日の摂取量を超えてしまう可能性があります。いくら体にいい栄養素だとしても、必要以上の量を摂取すれば、体にとってマイナスの要因になりかねません。

また、サプリメントを飲むのに注意が必要な人もいます。治療中で処方薬を飲んでいる人、妊娠中の人、アレルギー体質の人などです。

処方せん薬局で「お薬手帳」をもらったことはありませんか?お薬手帳は、飲み合わせやアレルギーの有無、薬の重複をチェックして、副作用のリスクを避けるためのものです。

医師や薬剤師などの専門家は、処方された薬の効果や副作用を把握しています。ですから、治療中の人が処方薬との相互作用を考えず、勝手にサプリメントを飲むと、処方薬の効果を妨げたり、症状が悪化する危険があるのです。

サプリメントは一般食品と比べて栄養素が豊富なため、処方薬との併用による思わぬ副作用が起こりやすいのです。病気治療中の人は必ず医師に相談してから、サプリメントを飲むようにしましょう。

妊娠中はホルモンのバランスが崩れやすく、不調になりがちです。だからと言って自分の判断で、サプリメントを飲むのはやめましょう。妊娠中の過剰な成分は、胎児に大きな影響を与えます。例えば、ビタミンAを摂取しすぎると、奇形児が生まれる可能性が高くなると言われています。

妊娠初期に必須栄養素だと言われている葉酸も、食品から摂るものは水溶性なので排泄されますが、サプリメントで過剰摂取してしまうと、食欲不振、吐気、むくみ、不眠症などの副作用が起こります。さらに、化学合成の葉酸は、赤ちゃんが喘息になるリスクが高くなるといわれています。

サプリメントには、多種多様な成分が含まれている場合が多いので、食品アレルギー体質の人は、特に注意が必要です。サプリメントは、食品から有効成分を抽出して作られたものが多く、その成分に対してアレルギーを持つ人に、影響を与えてしまうことがあるからです。

例えば、エビやカニなどの甲殻類アレルギーのある人は、グルコサミンやコンドロイチンといった、甲殻類の殻を原材料としたサプリメントを摂取すると、発疹や胃腸の不調などを起こします。患者数の最も多い卵アレルギーの人は、大豆イソフラボンやビール酵母が副作用の原因になります。

アレルギー体質の人は、何がアレルギーの原因かを知っているはずなので、サプリメントを飲む時は、自分がアレルギーを持つ食品が入っていないか、原材料をよく確認しましょう。

サプリメントは健康食品ですが、過剰摂取や間違った飲み方は健康被害の原因になります。用法・用量を守って、正しく飲むことを心がけましょう。